校長だより

2020年6月の記事一覧

開校記念日

 本日、6月24日は本校の開校記念日です。今年で38年目となります。

 教育目標として「未来に向けてたくましく生きぬく若人の育成」を掲げ、卒業生は12,550余名を数え、多方面において素晴らしい活躍をしています。

 開校以来、脈々と流れる「浦東魂」。自分の夢や目標を実現すべく、最後まであきらめずに努力する精神力。そして、目標に向かって頑張る生徒を学校全体で応援する雰囲気。この素晴らしい伝統を、皆でしっかり受け継いでいきましょう。

 

 富士筑波はるかに見放け

 蒼穹の天馬と駈けよ

 りんりんと若きいのちの

 新しく拓きゆく道

 浦和東高 未来担わん

 

 ※本校校歌の第3章です。凛々しく研鑽する生徒たちの健康な成長と、力強い将来の発展を念じたものです。

 

新しい日常へ

 先週の木曜日、関東地方が梅雨入りとなりました。本校の分散授業(先週の水曜日)も今日で丁度1週間が経ちました。

 この間、生徒は登校時に昇降口での「手洗い」「マスク着用」「検温の有無」の確認も日常に加わり、何とか以前の生活を取り戻しつつあります。

 本校は、いよいよ来週(6月22日(月))から通常授業となります。

 分散授業では、クラスの生徒を半分に分けて授業をしていましたが、クラスの生徒全員が今までどおり一緒に授業を受けることになり、学校での「日常」が始まります。

 ただ、この「日常」は、3月までの「日常」ではなく、「学校の新しい生活様式」を踏まえた「日常」となります。

 これまでの「日常」に朝の「家での検温」、そして登校時の「手洗い」、「マスク着用」が加わった「新しい日常」となります。

 このことを、理解していただき、1日も早くこの「新しい日常」に慣れてほしいと心から願っています。

 「新しい日常」が生活の一部となれば、学校での日常がうまく回っていくことになります。

 みんなでこの難局を乗り切っていきましょう。

 

感謝の気持ちを忘れないで

 6月5日(金)に2年生、8日(月)に3年生の始業式をそれぞれ行いました。校長の挨拶では、「感謝の気持ちを忘れないでほしい」と伝えました。 

 長い間の自宅生活で、多くの人が強いストレスを感じています。新型コロナウイルスは肉体をむしばむだけでなく、精神や心をも犯していき、悪意がなくても他人の行為を強く批判したり、デマを流したりするといったことが起きています。

 ややもすると、それが差別や偏見につながっていくことさえもあります。 

 一方、現在も感染を恐れながら、医療関係者、鉄道やバスなど公共交通機関に携わる方々、もっと身近では、皆さんの保護者など、多くの人が懸命に働いてくれています。

 そういった方々への感謝の気持ちを忘れなければ、「心づかい」や「思いやり」という形で行動に現れ、自分の周りの人たちと円滑な関係が築くことがでるようになります。

 「心が変われば行動が変わる。」とアメリカの哲学者、ウイリアム・ジェームスは言っています。

 浦和東高校を、あたたかい気持ちでいっぱいになる学校にできたらと思っています。

 

入学式 校長式辞

 本日の入学式での校長式辞を掲載します。 

式辞 

 四月より、ほぼ二か月に渡る臨時休校が明け、本日ここに、埼玉県立浦和東高等学校第三十八回入学式を挙行できますことは、本校にとりましてこの上ない慶びです。

 ただいま呼名された、三百十八名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。多くの可能性と意欲に溢れる皆さんを浦和東高生としてお迎えすることができ、私たち教職員並びに在校生一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 現在、新型コロナウイルスが「パンデミック」と言われる世界的大流行となり、この事態は、人類が遭遇した第二次大戦以降、最大の危機といわれています。本校では、四月八日に入学式を予定していましたが、新入生の皆さんの安全を第一に考え、本日といたしました。

 今まで臨時休校という異例の状況の下で、新入生の皆さんは、不安や焦りを感じながら日々を過ごしてきたのではないかと思います。ただ、本日、先生方、そして新入生の皆さんがこの場に一堂に会して、自分は一人ではないということを改めて感じたのではないでしょうか。 

 学校は、先生やたくさんの仲間たちが集う生活の中で、自分を成長させることができる素晴らしい場所です。これからも、教職員が一丸となってサポートしていきますので、一緒にこの難局を乗り越えていきましょう。

 さて、本校は「未来に向けてたくましく生き抜く若人の育成」を教育目標に揚げています。そのため、新入生の皆さんが本校の生徒として、常に心掛けていただきたいことを、三点お話をします。

 まず、一点目は、「自分のビジョンを描くこと」です。「ビジョン」とは、将来像や理想像のことを言います。

 そして、二点目は、自分のビジョンを実現するための手順を「想像すること」です。たとえ、自分のビジョンを描いても、実現するために何をしたらいいのか想像できなければ、それは絵に描いた餅です。例えば、自分の十年先のビジョンを描いてみるのもいいと思います。ではそれを実現するためには、今から七年先、三年先、一年先にはそれぞれどうなっていんなければならないのか。そのためには、「今、何をしなければないのか」逆算して、より具体的に想像していくことが大切なのです。まずは、どんな小さな目標でも、実現までの具体的な手順を想像する習慣をつけてください。

 三点目は、「浦東魂(うらとんだましい)」を受け継いでいただきたいということです。「浦東魂」とは、目標達成のため、あきらめず自らを律し、努力と準備を続け、どんな逆境にも立ち向かう不屈の精神力のことをいいます。

 本校は全国大会出場、日本一を目指すサッカー部をはじめ、運動部、文化部ともに大変活発に活動しています。その多くの生徒が自らを律し、部活動と勉強を両立して自ら進路を切り開いています。大学入試においても高い目標にチャレンジする生徒がたくさんいます。「浦東魂」は、こうした学校生活の中で培われていくのです。

 皆さんには、自分の成長を信じて、「自分のビジョン」を描き、その実現のために「想像」し、「浦東魂」を受け継ぎ様々なことに挑戦し続けることを期待します。

 転んだら立ち上がる、失敗したらやり直す、そうした経験が皆さんを一回りも二回りも大きく成長させてくれるはずです。

 結びに、新入生の皆さんにとって、本校での高校生活が生涯の宝として光り輝く三年間となることをお祈りして、式辞といたします。 

                 令和二年六月一日

                 埼玉県立浦和東高等学校長 角坂 清博