校長だより

2021年4月の記事一覧

校長だより 令和3年度 第39回入学式

 4月8日(木)午後1時30分から入学式を体育館で挙行しました。新型コロナ感染症拡大防止の観点から、参加者は教職員、入学者とその保護者(1名)と人数を制限しての入学式となりました。

 式辞の内容を掲載しましたので御覧ください。 

式辞

 暖かく柔らかな日差しを受けて木々の緑が芽吹き、生命あるものが生き生きと活動を始めるこの佳き日に、保護者の皆様をお迎えし、第三十九回入学式を開催できますことは、本校にとりましてこの上ない慶びです。

 ただ今、本校への入学を許可いたしました三百十八名の皆さんは、本日から晴れて埼玉県立浦和東高等学校の生徒となりました。入学おめでとうございます。また、保護者の皆様にもお祝い申し上げます。

 昨年度は、このコロナ禍で、今まで経験したことのない異例の状況下で、不安や焦りを感じながらも、高校入試を見事突破した新入生の皆さん、それを陰ながら支えてこられた保護者の皆さまに対し、心より敬意を表したいと思います。そして多くの可能性と意欲に溢れる皆さんを浦和東高生としてお迎えすることができ、私たち教職員並びに在校生一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

さて、本校は「未来に向けてたくましく生き抜く若人の育成」を教育目標に揚げています。そのため、新入生の皆さんが本校の生徒として、常に心掛けていただきたいことを、三つお話をします。

 まず、一つ目は、「自分の世界を広げ夢や希望をしっかり持ってほしい」ということです。皆さんの誰もが無限の可能性を秘めています。しかし、自分の力を発揮できるのがどんなものなのか誰にもわかりません。待っていても見つかりません。見つけ出すのは皆さん自身なのです。その第一歩として、自分の世界を広げていくことを意識してください。そして自分の持った様々な好奇心を大事にし、積極的に動いてみることです。学校生活の中で先生方や友人たちとの関わりをもったり、様々な分野の本を読んでみたりするなど、視野を広げる努力をしてください。その中で、もしかすると皆さんの知らない世界で、自分の可能性をもっと活かせる場所があるかもしれません。

 二つ目は、夢や希望を実現するための手順を想像することです。自分の夢や希望が見つかっても、それを達成するために何をしたらいいのか想像できなければ、それは絵に描いた餅です。例えば、自分の10年先のあるべき姿を想像してみてください。そして、その実現のためには今から7年先、3年先、1年先にはそれぞれどのような姿になっていなければならないのか、逆算して考えると「今、何をしなければないのか」をより具体的に想像することができると思います。まずは、どんな小さな目標でも、実現までの具体的な手順を想像する習慣をつけてください。

 三つ目は、「浦東魂(うらとんだましい)」を受け継いでいただきたいということです。「浦東魂」とは、何事もあきらめず、努力を重ね、粘り強く挑戦し続ける不屈の精神のことをいいます。本校は全国大会出場、日本一を目指すサッカー部をはじめ、運動部、文化部ともに大変活発に活動しています。その多くの生徒が自らを律し、部活動と勉強を両立して自ら進路を切り開いています。大学入試においても高い目標にチャレンジする生徒がたくさんいます。「浦東魂」は、こうした環境の中で積極的にかかわっていくことで培われていくのです。

 皆さんには、自分の世界を広げて夢や希望をしっかり持ち、その実現のために「想像」し、「浦東魂」をもって果敢に挑戦し続ける3年間を過ごすことを期待します。

 次に、保護者の皆様にお願いいたします。私たち教職員は、お預かりしたお子様の希望実現に向けて全力で応援します。そのためには、学校と保護者の皆様との密接な連携と相互理解が不可欠であります。各御家庭におかれましては、学校の方針を御理解の上、お子様の基本的生活習慣の指導には格別の御協力を賜りますようお願いいたします。

 結びに、新入生の皆さんにとって、本校での高校生活が生涯の宝として光り輝く三年間となることをお祈りして、式辞といたします。

 

                                令和三年四月八日

                                埼玉県立浦和東高等学校長 角坂 清博

 

校長だより 着任式・1学期始業式

 4月8日午前8時50分より、着任式及び始業式をプロジェクターとタブレットを使って大会議室から中継して各教室で実施しました。 

 着任式では、校長挨拶後、転任・退職された先生方16名を紹介し、新たに着任した先生方お一人お一人に自己紹介をしていただきました。 

 始業式では、校長及び生徒指導主任からお話をさせていただきました。

 校長講話では、今年度も新型コロナ感染症の影響により様々な計画の変更の可能性がある中、そんな状況にも負けず、前だけをみて、自分の夢や目標の実現に向けて果敢に挑戦し続けてほしいと伝えました。内容については以下のとおりです。 

 校長講話

 皆さん、おはようございます。今日から新しい1年が始まりました。まず、春休み中、大きな事件や事故もなく、全員そろって新学期を迎えられたことを大変嬉しく思います。

 改めて、それぞれ3年生、2年生への進級おめでとうございます。

 3年生は、浦和東高校をリードする最高学年として、高校生活の総仕上げの1年となります。進学や就職に全力投球するのはもちろんのこと、部活動や生徒会活動等にその持てる力を出し切って、悔いのない高校生活を送ってくれることを期待します。

 また、2年生は、学校の中心的存在として、一人一人が浦和東高校を支えているという自覚を持ち、3年生の先輩たちとともに、本校の伝統をつないでほしいと思います。 

 さて、3学期の終業式では、皆さんに「自分をしっかり持って、自分の夢や目標の実現に向けて果敢に挑戦し続けてほしい」と伝えました。この春休み中、一年間を振り返り、今年度の決意をしっかり固めることができたでしょうか。 

 皆さんに紹介した水泳の池江璃花子選手は、今月の4日に日本選手権の100メートルバタフライに出場して優勝しました。そして東京オリンピックの代表に内定しました。

 2019年2月に白血病を公表して以来、長い闘病生活を乗り越え、新たな1歩を踏み出しました。あらためてすごい選手であると感動しました。

 池江選手は涙を流しながら、「自分がすごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなという風に思いました」と語っていました。

 復帰した当時の体重は10キロ以上落ち、世界の頂点を競っていた頃の面影は失われていたそうです。池江選手は、周囲の泳ぎについていけない自分が悔しく、無力感が募ったそうです。「もし病気になっていなかったら」「過去に戻りたい」。そんな思いが頭をよぎったといいます。

 でもそんな時に、「『もう、これこそが自分の人生だ』と捉えるようにしたら、すべてが楽しいなって思うようになりました」と語っていました。

 池江選手の凄さは、現在の置かれた状況を素直に受け入れ、覚悟をきめたことです。

 今までの栄光も絶望もすべて飲み込み、ただ前だけを見るように気持ちを変えることができたことです。

 皆さんも、それぞれ心配なこと、困難なこと様々あり、置かれた状況は違うと思います。ただ、池江選手のように『もう、これこそが自分の人生だ』と捉え、前だけを見るという考え方は、皆さんにとっても参考になるのではないかと思います。

 今年度も新型コロナ感染症の影響により様々な計画の変更が求められるかもしれません。そんな状況にも負けず、前だけをみて、自分の夢や目標の実現に向けて果敢に挑戦し続けてほしいと思います。 

 結びに、皆さんの頑張がより素晴らしい結果につながることを祈念しています。

 この1年間、明るく元気に頑張っていきましょう。